「田舎には何もない。」
と言う人が、大半だろうが、
私は、
「全てがある。」
と感じている。

この土地で暮らしているだけで、日々幸せを感じる。
虫の声、鳥の声、風の音。
初夏はカエルの大合唱を聴いて眠りにつき、
真夏には、蝉が鳴き、夕方にはひぐらしが鳴き涼しさを感じる。
夏の終わりには、スズムシやコオロギが鳴き、秋の訪れを教えてくれる。
青々とした森に囲まれ、山には湧き水が流れる。
自然だけじゃない、
歴史や日本の文化、
人の温もり、優しさ、愛、伝統もある。
日本人が滅びつつある、大切なものが、ここにはある。

真夏でも、常に風が吹き、
日陰に入れば汗をかくこともなく
とても涼しい。
「今日の昼は、庭で肉でも焼こうか」
「いいね〜」ってことで、
すぐさま火おこし。手慣れたもんです。

BBQって言うと、なんか特別な日みたいな感じするけど、
これ、日常です。
金もかかっちゃいない。
キッチンで料理するより、簡単だ。
火おこして、肉焼くだけなんだけど、
風は気持ちいいし、山を眺めながら食べるご飯は、
格別に旨い。

隣では、「コケコッコ〜!」と
ニワトリたちものびのびと遊んでる。

庭があるって、本当に幸せだ。
農作業する軽トラのおじちゃんが頻繁に通るけど、
みんな友達みたいなもん。(笑)
鶏小屋もあって、畑もあって、
大きな庭もあって、
子供達は1日中走り回れて、
本当に幸せだ。

「これ食べたら、草刈り行こう!」
今度の連休は、すぐ近くの山にキャンプに行ってみよって話してたから
今日はパパと二人で、
大きな畑の除草作業を片付けておくことを約束してた。
パパは、草刈り機。

わたしは、耕運機で。

二人でやれば、草刈りも楽しい作業だ♪
草は敵じゃないが、しっかり管理することも大切だ。
ちなみに我が家は、農家じゃない。
このくらいじゃ、ここでは普通の家庭菜園レベルだ。
草刈りしてたら、畑に育つ小松菜に珍しいお客さんがいた。

ミヤマクワガタだ。
結構大きい(笑)

こんなことも、日常だ。
こんな毎日が、わたしは最高に楽しい。
「自然と暮らす」は、
「自然と共存する」ってこと。
人間は、植物より偉いわけでもない。
人間は、動物より偉いわけでもない。
ここにいると、わかってくるんだ。
人間は、
宇宙全ての一部に過ぎないということを。
虫を殺すってことは、自分たちも殺すってこと。
字にすると軽い感じがするけど、
身体中の感覚で伝わるんだ。
山があるから、人が生きれる。
水があるから、人が生きれる。
土があるから、人が生きれる。
虫がいるから、人も生きれる。
生きてるだけで、
なんだか幸せを感じるから、
人と比べることもなければ、人を羨むこともない。
何者かになりたい、とも思わない。
何かに依存することもない。
いつでも、自分らしくいられる。
それが、私にとっての、
田舎暮らしだ。
今日もここまで読んでくれて、ありがとうございました!
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